40代・50代から考える老後のための住み替えのメリットと判断するポイント

在慣れ親しんだ家はあるものの、このまま老後まで住んでいられるのだろうか?と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
現役世代にとって住みやすい家と、老後に住みやすい家は異なります。
この記事では、老後に住み替えを検討するメリットや、住み替えをすべきかどうか判断するポイントを解説します。

目次

老後に家を住み替えるメリット

かつて、日本では家はかけがえのない財産でした。
社会人であれば結婚して家を買い、それを財産として子どもに残すことがスタンダードだったのです。

しかし、故郷から離れて暮らす子どもたちが多くなった昨今、
東京のような都市部なら親の家を受け継ぐメリットは大きいですが、地方の場合は管理コストなどを考えると、家を受け継ぐデメリットの方が大きいことも珍しくありません。

また、家を買うタイミングは、結婚したり家族が生まれたりしたときが一般的でした。ですから、4~6人暮らしの家を建てることが多かったのです。
しかし、子どもが独立すれば夫婦二人で住むには広すぎる家もあるでしょう。
また、階段がある2階建て、3階建ての家は、老いていく体にとって管理も大変になります。

そこで、マンションや高齢者向け物件に住み替えることで、家の管理にかかる手間や経済的な負担を減らす人が増えているのです。
また、子どもが別所に家を建てた場合、持ち家を処分してあえて賃貸物件に移ることで相続の手間や経済的な負担を軽くするケースも増えています。

このように、家を持つことはメリットだけではありません。デメリット面もよく考えれば、家を手放すことのほうがメリットの大きいこともあるでしょう。

住み替えのメリット
・子どもの独立などを経て、変化した家族構成に応じたサイズの家に住める
・バリアフリーなど老いる身体に合わせることができる
・持ち家を手放すことで、相続の手間を省くことができる

住み替えが必要かを考える、チェックポイント

もし、現在住んでいる家が子どもが継いでくれる可能性が少なく、年を取るほど住みにくさを感じる家ならば、住み替えた方がお得です。
まずは以下のチェックポイントを確認してみてください。

・家の資産価値は現在どのくらいで、今後価格が大きく変動する可能性があるか
・自分が年老いた時に管理に困らないか
・徒歩圏内に、病院・スーパー・役所などがあるか
・子どもがいる場合、将来子どもが家を受け継ぐメリットがあるか

老後にふさわしい住まいとは?

先のチェックポイントを確認し、住み替えが必要そうだと感じたら、次は理想の老後生活を送るためにどこへ住むのがよいか考えてみましょう。
理想の老後生活を送るための住まいの選び方のポイント以下となっています。

・利便性や街の雰囲気など、自分に合った街を見つける
・困った時にすぐに受診できる良い内科医がいるか確認する
・築浅のマンションから選ぶ
・高齢者住宅への住み替えも候補に入れる

各ポイントの詳細は以下の記事で紹介しています。

なお、年を取ると田舎暮らしをしたいという人が増えますが、老後に住みやすいのは都市部です。
田舎は自動車がないと暮らしが成り立たない上に、高齢になるほど自動車の運転はリスクが伴います。
20年後、30年後の自分の身体の状態も含めて検討してみてください。

高齢者向け住宅という選択肢

老後の住まいとしてよくあげられるのが、以下のような高齢者向け住宅です。

高齢者向け住宅の例
・バリアフリー住宅
・サービス付き高齢者向け住宅
・介護付き有料老人ホーム

どれも、年を取っても暮らしやすく、場合によっては要介護度1~2までなら介護士や看護師による介護を受けることができます。
その一方で、住居費が高額になる、ペット不可などの制限がある、子どもに財産が残せないなどのデメリットがあります。

・年老いた身体に優しいバリアフリー住宅
・スタッフが駐在している施設なら、単身でも安心
・介護が必要になっても、介護1~2程度であればそのまま住み続けられる

・住居費が高額になりがち
・ペットの飼育ができない施設が多い
・子どもに財産を遺せない

まとめ

老後に家を住み替えたい場合、子どもの有無によって取るべき方法が変わってきます。
子どもがいない場合は、財産を引き継ぐことなどをあまり考慮しなくても良いので、自分や配偶者・パートナーのからだの変化に合わせて住み替えを検討しましょう。
高齢者向け住宅への移住もおすすめです。

一方で、子どもがいる場合は、子どもが独立するタイミングで選択肢を複数準備しておきましょう。
特に地方にお住まいの場合、子どもが親元を離れて帰ってこないことも想定されます。40代であれば、独立までに時間があると思いますので、家を維持するのにメリットがあるかどうかを見定めて、売却した方がよいか、リフォームして使い続けるべきかを時間をかけて考えていきましょう。
なお、これから家を購入するか迷っている人も、将来子どもに引き継がせるのかも含めて検討することが大切です。




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