親の不動産を負の資産にしないために、40代・50代からするべきこと5選

不動産は、現金と並んで親から相続する可能性が高い財産のひとつです。しかし今、不動産が「負の遺産」となるリスクも高まっています。「不動産を親から受け継いだが、売ることも住むこともできずに悩んでいる」という人は珍しくありません。
この記事では、親の不動産を負の遺産にしないために今からできることを紹介します。
不動産を親から受け継ぐ予定がある人は、ぜひ読んでみてください。

目次

親が所有している不動産を正確に把握する

親が所有する不動産を正確に把握することが、不動産を「負の遺産」にしない第一歩です。
「我が家の不動産は自宅しかない」という人でも、隣家との境界線が曖昧な場合もあります。また、家は所有しているけれど不動産は借地という場合や、家の敷地の一部が他人名義ということもあります。ですから、最低限不動産の名義人と所有している不動産の広さは把握しておきましょう。

自宅以外の不動産を所有しているかどうか確かめる

投資のために不動産を購入している、もしくはかつて購入していたという人は珍しくありません。1980年代に起こったバブルの頃には「原野商法」といって「将来的に値上がりする」という名目で荒れ地や原生林を売買する商売もありました。「妻や兄弟にも内緒で不動産投資をしている」というケースもあり、死後に不動産所有が発覚して税金を余計に払わなければならなくなった、ということもあります。
親がまだ元気なうちに、不動産投資をしているかどうか確かめておきましょう。
名義や不動産の権利書の場所も確認しておきます。

不動産の活用方法を話し合う

親世帯が地方に住み、子世帯が都市部に住むケースは年々増え続けています。子世帯が「定年後に親の残してくれた家に住みたい」と希望していても、何年も空き家にしたままだと家は傷みます。また、庭や田畑も持っている場合、固定資産税も負担になることもあるでしょう。

売却して現金に換える、期間限定で賃貸に出すなど活用方法を話しあって置くことが大切です。
また、兄弟がいる場合は不動産が誰が所有し、管理するかも話し合っておくことが重要です。

親が認知症になったり病気で意識不明になったりした場合、親が所有する不動産を売却するのはとても難しくなります。親がまだ元気なうちにしっかりと話し合っておきましょう。

相続放棄と相続とどちらが有利か調べておく

相続放棄とは、親から受け継ぐ財産の権利を放棄することです。親の遺産が借金や全く価値のない不動産だけの場合、放棄してしまった方が面倒がないこともあります。
ただし、相続放棄をすると全ての財産の権利を失います。「現金は受け継ぐが不動産は放棄したい」ということはできません。また、生前に現金などを相続してしまうと相続放棄が認められないこともあります。

たとえば、家が限界集落にあって価値が全くなく、現金も全くない場合は相続放棄したほうがメリットが大きいでしょう。

困ったら早めに専門家へ!

不動産の相続について困ったら、早めに不動産業者や行政書士、弁護士など土地や法律の専門家に相談しましょう。 遺産は親の死から三か月後までに受け継ぐか、放棄するかを決めなければなりません。親が亡くなるとやるべきことがたくさんあり、相続まで手が回らないこともあります。親が元気なうちならば選択肢も豊富で、皆にとって良い結果につながりやすいでしょう。

まとめ

今回は、親の不動産を負の遺産にしないためにできることを紹介しました。親が元気な打から相続の話しをするのは難しいかもしれません。しかし、親が亡くなってから慌てるより、早に準備しておいたほうがメリットが大きいものです。
面倒くさがらず、親が60才過ぎたらまずは所有している不動産の把握からはじめましょう。

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