兄弟姉妹間の相続トラブルが起こる原因と、トラブルを防ぐ3つの方法

兄弟姉妹間の遺産争いというと、資産家特有のトラブルというイメージがあります。しかし実際は、数百万円の遺産を巡って兄弟姉妹が争うケースも珍しくないそうです。
今まで良好だった兄弟姉妹の関係が、遺産相続がきっかけで一気に壊れてしまうこともあります。
この記事では、兄弟姉妹間の相続トラブルが起こる原因や、予防方法を紹介しましょう。

目次

兄弟姉妹間の相続トラブルが起こる原因

兄弟姉妹間で相続トラブルが起こる原因には、以下のようなものがあげられます

・親の介護を兄弟姉妹のうち1人だけが担っていた
・兄弟姉妹で進学先に差があった
・兄弟姉妹のうち、特定の人物にだけ親から経済的な援助が手厚かった

つまり、親の兄弟姉妹間の扱いに不公平感を覚えており、遺産相続をきっかけに爆発したという例が多いようです。

かつて日本では長子相続が一般的であり、長男とそれ以外の兄弟では扱いに差があるのが半ば当たり前でした。
今の60代以上は、「長男は優遇されて当たり前」という考え方を持った人も多いことでしょう。
そのため、兄弟間に差を付けて育てたいう意識がない人もいます。子どもも、「親のすることだから」と不満を飲み込んでいるケースが珍しくありません。それも、遺産相続の際に激しいもめ事が起こる原因のひとつです。

連絡がつかない兄弟姉妹がいてもトラブルが起こりがち

親が離婚・再婚をした場合、異母兄弟姉妹がいることもあります。事情によっては長らく音信不通になっていることもあるでしょう。遺産相続する場合、兄弟姉妹全員の同意が必要です。遺産相続がまとまりかけたとき、長らく連絡が取れなかった兄弟姉妹が急に出てきた場合も、トラブルになることがあるでしょう。

また、同母兄弟姉妹であっても、事情があって兄弟同士が疎遠になり連絡がつかないこともあります。いきなり現れて相続権を主張した結果、トラブルになることもあるでしょう。

兄弟姉妹の相続トラブルを防ぐ3つの方法

では、兄弟姉妹間の相続トラブルを防ぐにはどのような方法があるのでしょうか? ここでは、代表的な3つの方法を紹介します。

1.親が元気なうちに兄弟姉妹立ち会いのもと、遺言状を書いてもらう

最も良い方法は、親が元気なうちに兄弟姉妹立ち会いのもと、遺言状を書いてもらうことです。この際、兄弟姉妹でしっかりと話し合うことにより、遺産相続のトラブルを回避できるでしょう。

2.親が兄弟姉妹にかけた金銭の額を明確にする

遺言状を書くのに親が否定的な場合は、兄弟姉妹間で誰にどれだけお金が使われたか明確にしておきましょう
たとえば、姉が国立大学、妹が私立大学に進学した場合、学費がかかったのは妹の方です。その差額を「生前贈与」と考えれば、妹の方が遺産の取り分を多く主張できます。
逆に、姉が両親の介護を全て引き受けた場合、それにかかった金銭的な負担で差額を帳消しにしてほしいと主張することも可能です。
そうやって、遺産相続の額をすりあわせていきましょう。

3.音信不通の兄弟がいる場合は早めに連絡する

音信不通の兄弟がいる場合は、できるだけ早く連絡をとって所在だけでも明らかにしておきましょう。両親が離婚・再婚をしている場合は異母兄弟の存在も把握しておくことが重要です。
個人で対処できない場合は、弁護士など専門家に相談しましょう。

遺産相続トラブルを防ぐためには早めの対処が必要

遺産相続のトラブルはどれほど仲の良い兄弟姉妹でも起る可能性があります。「うちに限っては大丈夫」と思わず、やれることはやっておきましょう。
そうすれば、遺産相続もスムーズにいき、兄弟の仲も末永く友好に保てます。できることをやっておきましょう。

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