高齢の親が怪しい詐欺に引っかかった事例とトラブル回避法

現在は親世帯と子世帯が遠く離れた場所に住み、顔を合わせるのはお盆やお正月だけというケースも珍しくありません。
親が元気なうちはいいのですが、「しばらく家に帰省していなかったら親が詐欺に引っかかっており、財産の大半が失われていた」という例もあります。高齢者を狙った詐欺は年々巧妙になっています。

では、どうすれば防ぐことができるのでしょうか? この記事では実際に合った詐欺被害の実例を紹介すると共に、詐欺に引っかからないための対処方法を紹介します。

目次

高齢の親が怪しい詐欺に引っかかった事例とトラブル回避法

高齢者が引っかかりやすい詐欺4選

高齢者をターゲットとした詐欺はいろいろあります。ここでは、代表的な詐欺を4つ、紹介しましょう。

劇場型詐欺

古くは「オレオレ詐欺」という名前でした。子どもや配偶者が仕事で失敗する、もしくは交通事故の加害者になるという設定で「示談金」や「賠償金」の名目でお金をだまし取ります。近年はより設定が巧妙化し、弁護士役、警官役なども登場するようになりました。

還付金詐欺

医療費をはじめとする数々の還付金を送金するという名目で、お金をだまし取る詐欺です。
「還付金の返還を代行する」というものから、「還付金の振り込む方法を教えるのでATMまでいってほしい」というものまで色々なバリエーションがあります。近年は還付金の種類も増え、より手口も巧妙化しています。

押し買い

押し買いとは、押し売りの反対で貴金属など価値の高いものを不当に安い金額で買っていく詐欺の総称です。「遺品整理」や「不用品回収」などの名目で家に上がり込むことも多く、貴金属、や切手などの金券、さらに500円玉貯金なども根こそぎ奪い取っていく悪質なものです。配偶者を亡くし、遺品整理に困っている時につけ込まれることもあります

リフォーム詐欺

1990年代後半~2000年代まで大いに世間を騒がせた詐欺です。本来ならする必要のないリフォームを行い、工事費をだまし取る詐欺で、多くの高齢者が被害に遭いました。現在は少し形を変え、「火災保険で家の補修ができる」とたきつけて、工事費を不当に高く請求する事例が増えています

高齢の親が詐欺に引っかからないための方法3選

では、どうすれば老親が詐欺に引っかからないようになるのでしょううか?ここでは、主な予防法を3つ紹介します。

ATMの設定を低めにする

詐欺の多くが、ATMで現金を下ろさせようとします。ATMで引き出せる金額は上限が設定できるので、1日10万円など低く設定しましょう。最近は銀行や郵便局の窓口でも、明らかにおかしな行動をしている高齢者に声をかけるように指導がされています。ATMの引き出し上限は1日10万円程度まで抑えられるので、限界まで低く設定しましょう。そうすれば、たとえ詐欺に遭っても被害を最低限に抑えられます。

こまめに電話する

遠く離れていても、子ども世帯は親にこまめに電話をしましょう。そうすれば、親は子どもの声色や話し方を覚えてくれます。また、詐欺に引っかかる高齢者の多くは寂しさを抱えています。こまめに電話をし、寂しさを紛らわせましょう。

こまめに連絡することは親孝行にもつながりますよ。以下の記事も参考にしてみてください。

見守りサービスを利用する

自治体や民間の見守りサービスを申し込めば、不審な来訪者が頻繁に訪れるなどすれば、すぐに通報してもらえます。また、大金をおろすために金融機関へ行けば、すぐに目にとまるでしょう。地域全体で高齢者を見守る態勢を作ることが需要です。

被害にあったらすぐ通報しましょう

ここまで気をつけていても、詐欺に遭う高齢者は後を絶ちません。詐欺に遭ったらすぐに通報しましょう。そうすれば、被害を最小限に食い止められ、事件の速やかな解決につながります。また、普段から親子で素早く意思疎通ができるようにしておきましょう。

詐欺被害などに実際にあった場合、国の消費者ホットライン(188番)にまずは相談してみましょう

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